『崖の上のポニョ』

崖の上のポニョ』 監督:宮崎駿

やっと、本当にやっとこさ観れたよ。超面白かった!また観るよ。すかさずな!というわけで、「ポニョかわいい!」以外で、グッときたシーンを挙げていくよ。

  • ポニョが、大波の上を駆けて宗介に会いに行くシーン。宗介の乗る車に辿り着こうと陸(道路)に上がるも、今一歩勢いが足りず、ほいっと海に引き返し体勢を立て直すっていう一連を、あの暴走感のまま軽快に繰り返すところ。いや、繰り返せるところ。
  • 「ソファを跳ねて通ってから」という、あまりに勝手すぎるルート設定。
  • 船内の広さとか関係無しに、「今のこのテンションに従えば、舟のてっぺんがマイ座席なのは当然っしょー!!!」っていう超ゆるぎない子供思想。
  • 父親が、まっさらな気持ちで、純粋な思いとして、嫌い。
  • アスリートによく「ただより速くってことだけを考えてたら自然と理想のフォームになった」っていうエピソードがあるけど(あるのか?)、それみたく、バケツは水平に!柵の上をまっすぐに!でも走るー!が必然として超ななめ走りを呼び込んだ、宗介の決死のダッシュ。生まれるべくして生まれた感が「うむ!」と俺に言わせる。

とにかくポニョのムゴーッていう勢いを、宮崎駿が全面的にバチコイしてるのが、とても気持ちよかったし、それゆえに、水没後の世界はそれだけでホロリとくるものがあったよ。