ジャンプヒーローを分類してみたよ。


HUNTER×HUNTER』復活後の展開が超面白いので、最近全巻読み直してます。それでふとゴン・ルフィ・ナルトの棲み分けが気になって、ちょっとグラフを書いてみました。手書きですいません。

その結果やっぱり僕はナルトが嫌いなことを再確認。ただ「〜てばよ」がイラッと来るからかと思ったら、作者がいまいちキャラクターを作りきれてないからだった。だって上の図でどこに配置してもしっくりこないもんナルト。かろうじて右上(問題児型世界平和タイプ)だろか。てか今の少年マンガは左上に向かうのが主流なんだと思うけど、それは右上に向かうのが困難であるからっていうのも一因なのかもしれない(つまり上に行くほどペンギン村から遠くなり、何をもって平和状態であるか曖昧になっていく)。


(追記)そんでまたいろいろ思うことがあった。ナルトは無視します。

ゴンとルフィはそれぞれ正反対の道を目指した悟空の子孫ではなかろか。悟空から少年性を継承しペンギン村を失ったゴンと、悟空からカリスマ性を継承(アイコン化)したことで少年性を失ってしまったルフィ、というふうに。これだけでは「少年性」という部分が曖昧だろうか。もうひとつ言えることがある。『HUNTER×HUNTER』は、主人公の成長(物語進行)に合わせて世界が広がっていくのに対し、『ワンピース』は冒険そのものが歴史を再構築していくという、過去を巡る旅であるということ。これは2人の成長がまったくの別ベクトルに向かっていることを示している。世界が広がると言っても、シムシティじゃあるまいしゴンが向かう先に実際に街が作られるわけじゃなくて、それは自分の手の届く範囲が広がっていくことであり、つまり内的な成長を意味している。一方、ルフィの目的はあらかじめ在る世界をひとつにつなげることであり(どこまで意識してタイトルつけたんかわからんけど怖いくらいだよなぁ)それは内的な成長には目指していかない。それを強いるのは世界に対してであり、『HUNTER×HUNTER』と対比して外的な成長と言えるだろう。ゴンの継承した少年性(内的な成長)が出会う世界はあまりにも複雑であり、ペンギン村に歴史を与えたルフィの夢はあまりにも大きい。いずれもアフタードラゴンボールの新たな地平を見せてくれる。ナルトはてんでだめ。

HUNTER X HUNTER25 (ジャンプコミックス)

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ONE PIECE 49 (ジャンプコミックス)

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