ポルナレフ


実はここ2日分は、goo時代のボツ記事そのまま載せてるだけっす。(ブログ初期特有の青すぎる変な煽りとかは削ったけど。)この、ていたらく。この停滞してる感じ。俺の中のヴァニラ・アイスが「アヴドゥルは、、、こなみじんになって死んだ」と言っています。何かを失ってしまったよ。かつて在ったかもわからない「何か」を!
しかし、喪失感はあるのだけれど、そもそもアヴドゥルはいたんだろうか?インドのあの日彼は本当に死んでしまったんじゃないのか。ポルナレフのために、アヴドゥルはみんなの前に戻ってきて、ポルナレフがさよならを言えるその日まで、消えずに待っていたんじゃないか。そう、俺はただ幻を喪失しただけ。アヴドゥルが空に消えて初めてポルナレフは自らの足でディオに立ち向かえたのだけど、俺は足場さえ消えそうな気がする。
アヴドゥルは本当にいたんだろうか?エンポリオ、教えてくれよ!ものしり博士でもダメなのか。

てな、くだらないこと言う前に、リハビリな感じで短評でも書いていこうかな。新作はけっこう観てる。何も出てこないけど。あ、ポニョはまだ観てない。でも予告編観る度に、うわ俺泣くわってのが確信になってる。いつからかわからないけど、いつしか宮崎駿は、「あらかじめ失われている何か」にも「混濁した不定の未来」にも、何らコミットしなくなっていったような気がする。どうしようもなく「今」であるのなら、てめーの内で吹き荒れてるそれは、過去だとか未来だとか言って交通整理されるもんじゃない。お前たちに、みずみずしいゲロを浴びせよう。ゲロに溺れろ!
僕と君の間に、もし肉体がなくて、空気がなくて、遮るものが何もなかったら、濁流が君を飲み込むだろう。言葉でもなく物語でもなく、宇宙人と会話するバレエダンサーのように、アニメーションを「第一声」にしようとしてるヤツなんて、このおじいちゃんぐらいなモンだろ。おそらくハウルよりも愚直でそのまんまな今回のゲロは、受け切れるもんじゃない。泣くかも。